こんにちは。
前回からの続きで、少しずつ、ビジョントレーニングにもなっているなぁと思う活動をあげていきたいと思います。
これは、音階の書いてあるカードを並べてから(ネル素材の布に不織布のパネルシアター)、それを見て、並んでいるハンドベルを鳴らし演奏する活動です。
これは、楽譜に入っていく前に触れておくと、楽譜への移行がスムーズになるため、レッスンに時々とりいれていますが、
かなり眼をよく使う活動になります。
少しビジョントレーニングがら話がそれますが、
手前のハンドベルの並びは音階で左から右へ高くなっていきます。
鍵盤楽器、鉄琴や木琴などの横並びの楽器は左から右へと並びますね。管楽器やドラムスなどはまた並びが違いますが…。
ところが楽譜はどうでしょうか。音階の高さは上下で表されています。そう、座標軸が違うのです!縦の軸の下から上へ音か高くなり、左右の横の軸は、左から右へと時間が経過していく。
手元の楽器の並びと楽譜の並びには、実は大きな違いがあるのです。
ですから、楽譜を見ながら演奏する、というのは、実は高度な技なのです。
眼の動きでいうと
パネルに貼ってある音階を見て認知
↓
手前の楽器を見て同じ音階の音を鳴らす
↓
パネルに目を戻し、さっき鳴らした音の次の音を見る(これが意外と難しいのではじめは棒などを使って示してあげたりする)
↓
楽器をみて音を鳴らす
そう、この動きの繰り返しを行うわけです。
眼で順番に追う、近くで手元の楽器から少し遠い楽譜へ眼の焦点を合わせかえる、という視線を移すトレーニングがいつの間にか行われています。
もちろん演奏している子どもたちは、眼のトレーニングをしていると感じてはいません。
楽しく、好きな曲を奏でることに夢中です。こんな時の集中力はすごいですね(^o^)
楽譜を見て演奏する、という事自体が、かなり眼の力と認知力を要することだということを感じています。
もともとわが娘たちも楽譜を読むことはあまり得意でなく、音を耳で覚えて演奏するタイプですし、私自身もあまり楽譜を読むことは得意ではありません。だから、あまり子どもたちにも楽譜を強要しないですが、やはり読めると便利なので、少しずつでも学んで欲しいと感じています。
楽譜が苦手な場合、眼の力を伸ばすと、少し読みやすくなるかもしれませんね。大きめの見やすい楽譜を工夫すると良いかもしれません。色を使うのも良いですね。(これに関してはまた色々考えがあるのでまた後日…)
それは、きっと楽譜だけでなく、眼を使う、ほかのことにもきっと影響していくでしょう。
ではまた次回につづく(^^)/~~~
ありがとうございました。