こんにちは。
前回はラップハープについて書きました。
今回は、オートハープについて書こうと思います。
オートハープという楽器をご存知でしょうか?
私は音楽に携わってきましたが、あまり出会うことの少ない楽器です。
昔はアメリカでは音楽の授業で取り入れられていたらしく、学校等で普及したようですが、現在は音楽療法等で使われることが多くなっているようです。
我が家のオートハープは、
卓上タイプで、弦が一般的なオートハープの逆の並びになっています。
本来はギターのように抱えて演奏するものですが、この卓上タイプは楽器を目の前に置いて演奏できるので、誰でも演奏しやすいという利点があります。
古いものなので、少しずつメンテナンスしているところですが、とても良い音が出ますよ(^o^)
弦が、古い弦とあたらしい張り替えした弦と混ざっていますが、まぁ、それも愛嬌。ボチボチ替えていけたらよいかな。
この楽器のしくみは他にはない発想。
コードのボタンを押しながら弦をジャラ~~ンとすると、
鳴らしたくない弦をフェルトがついたコードバーがミュートすることで、
ミュートされていない弦(コードを構成する音)だけが響く、というもの。なんという、逆転的発想!おもしろいですよね。
ギターのコードを押さえるのは、なかなか難しいことですが、
このオートハープは、技術がなくてもコードが鳴らせます。
音は、アコースティックギターによく似ています。
自分が奏でた音が、綺麗な和音の響きになると、なんともいえない気持ち良さです。コードのことを知らなくても素敵な伴奏ができます。
私も、時々オートハープを出してきてチューニングをしますが、ついつい楽しくなってしまって、好きな歌を歌いながら、いつまでも、ジャラ〜〜〜ン、ジャラ~~ンと時間を忘れて遊んでしまいます。練習ではなく、演奏そのものを楽しめる楽器だなぁと思います。
これこそ癒し!
音楽療法に使われるというのも本当に納得です。
先日は、レッスンの中でも小学校低学年のお子さんが楽しく奏でてくれました。
左でボタンをしっかり押すこと、
右手で、ピックをちょうどよい角度と力で弦を弾くこと、
音楽に合わせて弾くこと、
歌うこと、
次のコードは何か考えてボタンをタイミング良く押すこと
簡単な楽器と言えども、意外と様々なことを同時進行で行うことになりますから、
脳内ではインプットとアウトプットが同時進行で行われていますね〜。
ヒトが他の動物ではなくヒトであるための前頭葉のはたらきは、いくつかのことを同時進行で行うことで鍛えられるそうですよ。
例えば、
読みながら話す、音読、
歌詞をみながら歌うこと、
楽譜を読みながら演奏すること、
色々な手順を考えながら調理をすること、
自分の演奏を聴きながら、まわりの演奏を聴き、合わせること
そんな、〜しながら〜する活動は
いっぱい脳の前頭葉を活性化させてくれるので、
自分の感情や動きをコントロールする力にもなっていくと信じて、
自分も含めて、レッスンや療育や子育てにいっぱい取り入れていきたいと思っています♪
楽しくそれができたら、一層効果があるのだそうです!
やっぱり、楽しむのが一番なんですね♪♪