こんにちは。
音楽は楽しむことが大事だ~、
と、しつこく、熱く語っておりますが、
音楽を楽しむためには、いったい何が必要なのでしょう。
私が思うのは
①いっぱい音楽にふれること。
②音楽を使って遊ぶこと。
③音楽を奏でる楽しさを知ること。
④他者と、その楽しさを、共有すること。
これにつきるんじゃないかなぁ。
子どもにとっても大人にとっても、どれも大切な要素だと思います。
はじめは、①と②だけでも、満足かもしれません。でも③と④ができるようになると、きっと、音楽の楽しさは倍増どころか、百倍増です!
しかし、その楽しさに到達するには、努力も必要になってきますよね。
技術を上げることに熱心になりすぎて、何のために練習しているのかわからなくなって、楽しみのつもりが苦しみになってしまうことも多々あります。
だからといって、その場での楽しみだけに重点を置きすぎて、ずっと同じステップにいることは、結果的には音楽を楽しみ続けることができるのかが疑問です。
そのへんの、さじ加減が難しい。
ちょっと難しいけど、ちょっとがんばれば乗り越えられる小さなハードルをどれぐらいに設定していくか。そのハードルの高さが大事。
そして、そのハードルを越えるための小さな目標と、そのもう少し先の大きな目標が必要だし、とっても大切だなぁと、感じています。
たとえば、
将来バンドを組んで演奏したい、という夢があったとします。
じゃあ、楽譜読めた方がいいよね。
調やコードも知ってる方がいいよね。
いろんなリズムを経験したいね。
人と音を合わせるという経験もしたいね。
じゃあ、楽譜読むのは面倒だけど、がんばって読み方を覚えていこう、とか‥‥‥‥
目の前にある、小さな課題をがんばってみようと、ハードルを自分で越えようとする力が沸いてくると思うんです。
きっと、小学生ぐらいになると、はっきりとした目標じゃなくても、ぼんやりとでも、自分はこうなりたいな、とか、こんな曲が演奏したい、ということを考えられるので、
そんな気持ちを大事にしたいなぁと思っています。
それでも、音楽の技術を向上させるということは、かなりの継続した努力が必要なので、
気持ちも上がったり下がったりしますよね。
モチベーションがキープできるように何がしてあげられるか。
それが、わたしたちの一番大事な仕事なのかもしれませんね。
そのためには、生徒さんの気持ちを大切に、
教材選びや楽譜選び、曲選びもしっかりせねば!、と改めてかんじています。
あと、人と一緒に演奏する機会も、大切にしていきたいですね。
上手になってくると、レッスンも単調になりがちだし、素直で真面目な生徒さんだと、ついそれにこちらが甘えてしまうので、
時々こんなことを呟きながら、自分に言い聞かせているわたしです。
わたしも、日々、ステップアップ、がんばります。
読んでくださり、ありがとうございました♪