♪わくわくミュージック宝塚♪

ようこそ♪ 武庫山と紅葉ガ丘と塩谷川のちょうど接点にある 小さな音楽教室のブログです♪

楽器演奏の支援について①

こんにちは。

 

音程のある器楽演奏の支援の仕方について、

私の頭の中の整理のためと、

もしかしたらどこかの誰かさんの役立てるかもにしれないという、2つの目的のためにここに綴っておきます。

ここに書く内容は、私の音楽活動の経験の中で得たものであり、私に関わってくれた我が娘たちと、この17年間の間に出会ったたくさんの生徒さんたちから教わったものです。その皆様に感謝の気持ちをこめながら、綴っていこうと思います。当たり前なこともあえて文章にしておくことにします。

 

①選曲について

演奏する曲選びは重要。最も大切なのは、「知っている曲で好きな曲」を演奏する題材として選ぶこと。知らない曲を演奏させる必要がある場合は、その曲を使ってたくさん遊び、「知っている曲で好きな曲」にしてから演奏する方向へもっていく。器楽演奏の楽しさの原点はまず音を出し音を楽しむことにあるが、その次の段階で学ぶ楽しさは、知っている曲を再現することの面白さであると思う。その楽しさに気がついた子どもは、少しの支援で自ら学んでいく。

 

②演奏することへ挑戦するための素地

素地が育っていないのに、無理に挑戦させることは無意味な時間をつくることになる。嫌いにさせてしまうこともあるので指導者はそこに細心の注意を払うべきである。引き算ができない子どもに割り算のドリルをさせてしまうようなことがあってはいけない。音楽もスモールステップで素地を作っていく必要がある。

●音楽にはリズムがあることへの気づきを促す。(リズム遊び、手遊び、ダンス、トランポリンなどを通して)

●音には大きい小さい、高い低いがあることの気づきを促す。(楽器に自由に触れることから始まり、言葉を添えながら気づけるようにしていく)

●音楽には音階があることを知る。色々な音階が存在するが、学校で使っている、ドレミファソラシドに触れることがとりあえずは近道ではあると思う。

●楽器を演奏するための機能的なことが備わっているのかの確認と、もしも備わっていないようなら、ハードルを下げるための楽器選び、または、その機能を上げるための準備が必要である。

例えば、息を吹き込む楽器の場合、吹き込むための肺活量があるのか、口をすぼめて息を入れるという口の使い方の習得など。(鳴りやすいラッパのおもちゃや息を使うおもちゃなど。言語訓練の領域。)鍵盤楽器やリコーダーなどは手の機能の問題も大きい。指が一本ずつ動かせるのかどうか、グーチョキパーができるのかどうか、指一本だけで鳴らすことが可能か、ゲンコツならいけるのか‥‥など。そのできることに合わせた楽器選びや演奏方法の選択や工夫が重要。がんばってもできないものを課題として与えないように注意を払いたい。

ピアノ、鍵盤ハーモニカやリコーダーなどが、まだ身体的な機能的に難しいと判断した場合は、他の楽器を選んだり、楽器に工夫を加えたり、演奏を手伝うなど、演奏することの楽しさを損なわないようにすることが大切。

ピアノの鍵盤が重すぎたり、鍵盤ハーモニカの息の吹込みに苦労するのであれば、オルガン、木琴など。

指を使うことが難しければ、木琴、鉄琴、ハンドベルトーンチャイム、等。手がグーでもパーでも鳴らせるプッシュ式のハンドベルは音階がしっかりしている上鳴らしやすいので、有効な教材である。


f:id:wakuwakumusicmomiji:20210128104554j:image

●音階のある曲でかんたんなフレーズの演奏を楽しむ。(となり合う2音か3音だけで演奏できる短いフレーズの演奏。)

『チューリップ』のドレミーレミー

『なべなべ』

『ピンポーン』『ピーポーピーポー』『カンカンカン』など。

●音階を理解してきたら、必要に応じて鍵盤等のどこが何の音なのかを表示。先に指導者が書いてしまうのではなく、子ども側から必要を表してくれてから、可能であれば一緒に付けることが望ましい。

 

☆音階の表示について

大きく分けて、色おんぷ(『世界中に色おんぷ』たなかすみこ、参照)を使う方法と、自由な色を使い表示する方法、文字で音名を書く方法がある。

どの方法が良いのかを検討し、その子どもに合った選択をしたい。

 

 

 

 

読んでいただきありがとうございます。

 

当たり前すぎることを書きましたが、文字にしてみるのは、再確認の上でも良い気がしてきました(^o^)

自己満足〜(笑)

 

今回はここまでにしたいと、思います。

 

 

 

次の記事では

☆色おんぷを使うことのメリットとデメリットについて

☆色おんぷや音名表示の仕方と注意したい大切なこと

について書きたいと思っています。

(と予告をすることで、面倒くさがりの私にカツをいれてみる!(笑))

 

ではでは〜👋